データは、ときに人事が感覚的に捉えていた組織像とは異なる、意外な結果を示すことがあります。そうした結果をどのように受け止めるべきかを考える上で、同じ指標を他社と比較することは有効です。比較を通じて、自社の成熟度や未成熟な領域、そして組織が直面している課題の位置づけが、より立体的に見えてくるのです。
こうした比較や対話の機会を実際に経験された株式会社アイ・オー・データ機器の人事担当者の方に、データを通して見えてきた組織のリアルと、同じ立場で向き合う人事同士の交流を経て生まれたマインドセットの変化について伺いました。
Q. 今回、コンソーシアムに参加して得られた “一番の収穫”は何でしたか?
「データを通じて、その会社のカルチャーや成熟度が透けて見える」という、“体験”ですね。
本コンソーシアムに参加されている他社のサーベイ解析結果を拝見するだけで、その組織が今どのフェーズにあり、どんな壁にぶつかっているのか、目の当たりにしているような感覚になるんです。
自社のデータを他社と比較することで、自社の未成熟な部分が浮き彫りになったことは、多少の痛みは伴うものの非常にポジティブな発見でした。
また、“施策がストレートに効く組織”が存在することを知り、会社の構造をフラットに比較できるこの環境は、新鮮な面白さがありました。
Q. コンソーシアムの雰囲気や、他の参加者との交流で印象に残っていることはありますか?
特に印象に残っているのが、「(人事は)孤独にはなるけど、不幸にはならないよね」という言葉です。
参加されている皆さんは、それぞれに重い課題を抱えて本当に大変そうなはずなのに、どこか前向きで「大変じゃない」とおっしゃる方が多い。
同じような境遇で戦う人事担当者同士、「孤独な同志」としての不思議な一体感を感じることができ、精神的にも非常に救われました。
Q. 参加を経て、具体的な業務やマインドセットにどのような変化がありましたか?
これまでは踏み込めていなかった、課単位での詳細なエンゲージメント調査解析と、そのデータに基づいたフィードバックの仕組みを構築することができました。
何より大きな変化は、データを可視化することで、数字の向こう側にいる“各課の課長の顔や現場”がイメージできるようになったことです。
Participant Interviews
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2025
孤独だけど、不幸ではない
── カオスから目を背けず、組織を支える“アンカー”として立つ覚悟をくれた場所
株式会社アイ・オー・デ ータ機器
様
業界:
製造業(電気機器・コンピュータ・通信機器)
従業員数:
401名(※単体 2025年6月)